食生活が膝の痛みの原因になるって、、??

あけましておめでとうございます。

横浜の整体・馬場整体院の馬場佳志です。

かなり久しぶりのブログになってしまいましたが、アップさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

「食生活が、膝の痛みの原因になることをご存知ですか?」
膝の痛みで苦しむ方はかなりたくさんいらっしゃいます。
高齢になればなるほどその数は増えてきます。
それは、膝関節は消耗品のようなもので、膝関節のクッションとして働く軟骨は、
年月を経て減ってゆきます。
その軟骨の減るスピードには個人差があります。
スピードが速くなる原因としては、O脚や、X脚、太ももや、スネの筋力不足、激しいスポーツ
等があります。
女性は男性に比べ筋肉が少ないことから、膝を守る機能が弱く、高齢者では圧倒的に女性のほうが、
膝関節痛を起こしやすいです。
病院での診断方法は、画像診断になります。
しかし、レントゲンを診ても、軟骨の減りも無くまったく異常なし。
いわゆる、
「原因不明」
の、膝関節痛は決して少なくありません。
それは、腰痛やほかの部位の痛みも同じです。
こういった場合、病院での治療法は一般的には(僕は開業前は整形外科勤務でした。)
痛み止めと、湿布薬の処方となります。
痛み止めと湿布は膝を治すためのものではなく、痛みを抑えるだけのものですので、
実際のところは、
「病院での治療法は無い=やりようが無い」
ということです。
ただ、病院で原因不明、と判断されても、原因はわからないだけで、必ず原因はあります。
その場合、疑うべくは、「精神と、アレルギー、血行不良、酸化、糖化」になります。
精神につきましては、別の機会で書かせていただきます。
今回は当院の症例から、精神を除き説明します。
(患者様ご本人の了解を得ています。)
58歳女性、会社員
デスクワーク、独り暮らし
朝食、パン・ヨーグルト・スムージー
昼食、コンビニの弁当かサンドイッチ。
夕食、コンビニのもの、
1週間のうち3回くらいは、忙しさのあまり、昼か夜どっちか抜いてしまう。
お菓子は毎日、甘いものを食べています。
睡眠時間は4~5時間
食生活や、血液データから、最初に疑うべきは血行不良でした。
血行不良がなぜひざの痛みの原因となるのか?
それは、老廃物が溜まりやすくなるからです。
老廃物が溜まれば、白血球が集まってきます。
白血球は老廃物を食べたり、炎症を起こして処理するので、関節炎の原因にもなります。
睡眠時間の短さ、コレステロールの善玉と悪玉の比率、尿素窒素とクレアチニンの比率から、
この方の血行不良は明らかでした。循環血液量の減少です。
睡眠不足は、抗酸化作用のあるメラトニンの分泌を阻害することから、酸化の原因にもなります。
酸化は活性酸素の発生を促進し、細胞膜を硬くし癒着を起こすことで、関節炎の原因にもなります。
次に食事、
アレルギーの原因となるパン、ヨーグルト、(カゼイン、グルテン)
を毎日食べています。
カゼインとグルテンは、リーキーガットの原因となり、リーキーガットはアレルギーの原因となります。
食事が原因で、アレルギーを起こしやすい体内環境を作り、ヒスタミンや、プロスタグランジンなどが関節内に付着し、ひざ関節炎を起こしていることが疑われます。
デスクワークということで、一見、膝への負担は無さそうですが、それは単に物理的な負担が無いだけ。
膝関節を動かさなすぎることで、関節内に老廃物やヒスタミンが溜まりやすい環境を作っていたとも考えられます。
また、この方は幼少期~現在まで、ほとんど運動をやってこなかったことから、筋肉量が少なく、
筋ポンプ作用が少ないことから、血液循環が悪くなりやすく、老廃物が滞りやすくなっていたと考えられます。
治療法としては、骨格バランスを整え、血液循環を促進することです。
もっと大切なことは、食事と睡眠の見直しでした。
しかし、管理職というポジションから、睡眠時間はどうしても変えられない
ということで、食事を徹底的に見直してもらいました。
お菓子、パン、ヨーグルト、チーズ=カゼイン、グルテン、トランス脂肪酸の完全カットと
油を選んでもらいました。
かなりストイックに実践していただけたこともあり、膝の痛みは3か月で完治しました。
原因不明の関節炎は、あり得ない。ということを証明してくれた症例でした。
膝の痛みは、動かなすぎでも発生します。
また、不摂生な食生活が原因となることも多いということです。
今後の皆様の自己管理の参考にしていただければ、幸いです。
次は、アレルギーと癌の関係について書きます。

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