アレルギーと癌の関係について。
こんにちは
馬場佳志です。
今日はアレルギーと癌についての関係について書きます。
アレルギーのことは皆さんよくご存じだと思います。
アレルギーとは、異物を排除する働き。ですよね。
変なものが体に侵入してきた。毒素が侵入してきた!
ヤバイ!!
やっつけよう!追い出そう!
という働き、やっつけてくれるのは免疫です。
アレルギー体質の人がどんどん増えてきているのは、昔に比べて毒素が増えてきているから
また、昔に比べ野菜の栄養が極端に不足してきているから
と考えています。
僕が子供の頃、アトピーは幼児の病気でした。
大人でアトピーの人は見たことがありませんでした。
免疫が毒素を排除しても、また次の毒素、それを処理したら、またまた次の毒素、
と、免疫が次から次へと働かされ休む暇もない。
だからかっかとして炎症を起こしてしまう。
ということは、
アレルギーとは、免疫が過剰に働いているわけです。
それに対して、癌
健康な人でも毎日数千個の癌細胞は出来ています。
それを、免疫がやっつけています。
癌になる人は免疫が弱い。
=免疫がちゃんと働いていない
ということです。
免疫という点で見ると、アレルギーとは真逆のパターンです。
ということは、アレルギー体質の人は、免疫がしっかり働いているから、癌にはなりにくいのか?
理屈から考えると、そうなります。
膠原病もアレルギーに似ています。免疫が過剰に働きすぎて、自分の組織を破壊する。
癌と逆のパターンです。
10年前のことです。
僕は、平成21年に教員免許を取った時、
免許取得時の外科学の講習で、胃癌を専門とする外科の医師に質問しました。
「膠原病と癌の関係についてお聞きしたいです。膠原病とは免疫が過剰に働いている状態だと思いますが、免疫の働きが悪いことが原因の一つとして起こる癌。
膠原病の人は免疫が十分すぎるほど働いているわけですから、癌になりにくい。
と考えたくなりますが、実際はどうなんでしょうか?先生は膠原病と癌の関係について、どのようにお考えですか?」
「さーねー?それはわからないなー。
膠原病は外科からは一番遠い分野だからね~」
(そんなことは考えたこともない。自分の仕事とは関係ない)
といったようなニュアンスで帰ってきました。
一般的なドクターは、体をパーツとしてしか考えてないんだな、全体は見ないんなだな。
とは感じていましたが、この時は
これが医療業界の実態か。。。と危機感を感じたことを覚えています。
分子栄養学を学び、解ってきたことがあります。
野口先生から教えてもらったことです。
野口先生も医師になりたての頃は、
「アレルギー体質の人は、免疫がしっかり働いているから、その免疫が癌の発生をおさえる。
よって、アレルギー体質の人は癌にはなりにくい」
と習ったそうです。
しかし、その考えは間違いで、全くの逆
と解って来たようです。
免疫がアレルギーにかかりっきりになっていれば、癌をおさえることに手が回らない。
20代、30代でも癌が、増えているのは、アレルギーが関係している。
と考えられます。
20代、30代のがんが増えているのは、アレルギーが増えていることが原因とも考えられます。
アレルギー体質の子供は癌になるリスクが高いわけです。
アレルギー体質は、正しい知識と、努力で寛解して行きます。
当院では、アレルギーは万病の元
と考えて、アトピーなど、アレルギーの治療に力を入れています。
まずは、食事と腸のケアー
アレルギー体質の改善は、そこから始まります。
検査会社と契約し、腸内細菌曹の検査も出来るようになりました。
その検査では、足りてない細菌は、ビフィズス菌なのか、乳酸酸性菌なのか、酪酸酸性菌なのか、エクオール酸性菌なのかを特定できる遺伝子検査です。
特定できたら、足りてない善玉菌を入れて、その菌を育てる食べ物を積極的に食べます。
そうすると、変わりますびっくりマーク
僕自身の腸内細菌叢も現在検査結果待ちです。6週間かかります。
かなりクオリティーの高い検査ですので、時間がかかる。それだけ難点ですが
4月頃報告します。
あっ、いや、あまりひどければ勘弁してください。(^-^;
なるべく、報告します。
アレルギーでお悩みの方、相談ください。