馬場佳志です。ブログを見てくださり、ありがとうございます。 今日は、腸内細菌叢について書きます。 出ました。僕の腸内細菌叢の解析結果。
とても精密な遺伝子検査のため、結果が出るのに5週間かかりました。
ビクビクしながら待っていましたが、
結果は5段階評価中のナンバーワン
いや~嬉しいことです。
毎日、患者さんに、栄養の大切さ、血糖調整の大切さ、酸化、糖化がいかに体を悪くするか、等を説いています。
そんな僕の腸内細菌叢がボロボロなら、
説得力がありません。
吸収はとても大切です。まずは腸を良くして、吸収できる体にする。
毎日考えています。
吸収が悪ければ、
どんなに良いものを食べても、身になりません。
もし、腸内細菌叢がボロボロならどんなことが起こるのか?
・糖質を処理できるだけの、腸内細菌の環境が無ければ、糖尿病になるかも。
・腸内細菌バランスが悪いため、腸で食べたものを理想的な分子量にまで分解できなければ、
非理想的な分子量の物を肝臓に届け、肝臓はその材料を使って、最適なスーパーオキシドディスムターゼを作れなくなり、
酸化ストレスに弱い体になり、癌やそのほかの病気になりやすいかも。
・悪い材料で、製品をむりやり作らされる肝臓は、ストレスを感じ壊れてゆくかも
・糖を処理できなくて、グリケーションが進み、細胞膜が固くなり、メンタル不調が起こるかも。
などなど、色々な仮説が立ちます。
牛は草しか食べないのに、生命維持に必要な脂をたくさん蓄えています。
何故でしょうか?
・・・・・・・
それは、腸内細菌が脂肪酸を作るからです。
腸内細菌が僕たちの体に影響する範囲の広さは計り知れません。
アトピー、不妊症、膠原病の方は当院にたくさんいらっしゃいます。病態は違いますが、どれも腸を良くしなければ前に進みません。
特にアトピー、膠原病は腸を無視して治ることはありません。
うちでは、まずは腸の治療をします。
さて、この検査の良いところ
どんな善玉菌が不足してるのかわかります。
ビフィズス菌が足りないのか?
酪酸酸性菌が足りないの?
乳酸酸性菌?
エクオール酸性菌?
何が足りてないのか、それが明確になれば、足りてない菌を入れればよいのかな?
プロバイオティクスとして、
ビオフェルミン、ミヤリ酸、ラクトーン
など色々出ています。
これらのプロバイオティクスは、薬品として販売されていますが、
「ケミカル」ではありません。「栄養」です。
酪酸酸性菌が足りなくて、乳酸酸性菌群が充分足りている人は、ビオフェルミン(乳酸酸性菌)を飲んでも効果は期待できないかな?
ビフィズス菌が足りてない人が、ミヤリ酸(酪酸酸性菌)を飲んでもお腹の状態は変わらないかな?なんて、想像できます。
自分に何が足りてないのか特定できると、らくですねー
そして、そのプロバイオを育てる食べ物(プレバイオティクス)はどんなものが有効か。
(株)サイキンソーさんは、そこまでアドバイスしてくれます。
菌を育てるってことは大切なようですね。
自分で育てた菌叢は、外から入れた菌叢に比べ、崩れにくいのだそうです。
面白そうでしょ?
アマゾンで検査キットを買って、手軽に検査ができます。
当院経由の検査では、アマゾンと同じ価格で、
ネット経由の検査では付いてこない、
「腸内フローラカルテ」が付いてきます。
これ魅力です(^^♪
(株)サイキンソーさんとの契約で、便宜を図ってもらいました。
興味のある人は電話かメールで、お尋ねくださいね。(^^)
ではまた。